Q. いつから歯医者さんへ行ったらいいの?
ちゃんと磨けてるかな?
仕上げ磨きはどうやればいいの?
どうすれば虫歯にならないの?
フッ素はいつから塗れるの?
A. 0歳から来てください!
生後7~8か月頃に歯が生えてくることが多いです。歯が生えたら、早めに連れてきて下さい。特に0~3歳までの時期にお伝えしたいことがたくさんあります。 フッ素は歯が生えたらすぐ塗ることをおすすめします。磨き方のチェックや仕上げ磨きのやり方・虫歯予防などについては、実際に来ていただいて、直接お伝えします。
原因を考えた小児歯科、矯正歯科を行なっている平場と申します。 私は普段、「なぜ虫歯になるのか?」「なぜ歯並びが悪くなるのか?」お子さまのお口の状態が悪くなってしまう「原因」を少しユニークな視点から考えて診療に取り組んでいます。 悪くなる「原因」がわかっているので、お子さまを「虫歯にしない方法」「歯並びを悪くしない方法」をよく知っています。
虫歯や歯並びですでにお困りの方はもちろん、これからお子さまを虫歯や悪い歯並びにしたくない方のお役に立てれば幸いです。
当院に訪れるお子様に虫歯を見つけた際、緊急性のある場合は処置を行いますが、無理やりの虫歯治療は行いません。
お子さまにとっての歯科医院は、怖いところというイメージが強いと思います。なので診療室に入れなかったり、お子さまが泣いてしまうのは普通のことです。
そこで当院では、まずは先生やスタッフと仲良くなって歯科医院の雰囲気に慣れてもらうことに力を入れています。0〜2歳頃のお子さまや診療室へ入れないお子さまは、まずはキッズルームのマットの上で歯磨き練習からスタートします。
この時に、磨き残しのチェックや仕上げ磨きの仕方、虫歯予防のポイント等をお伝えし、フッ素を塗ります。診療室へ入れるようになったら、実際の器具も使って練習をしていきます。お子さまには1人1人の個性があるので、その子にあわせたペースで進めるように心がけています。
しかし、治療以上に大事なのは虫歯以前の「予防」です。歯が生えたら、歯科医院の受診をオススメします!
子どもの歯は柔らかく、虫歯になりやすい状態です。定期検診、ブラッシング指導、フッ素、シーラントでしっかり予防していきましょう。虫歯のないすてきな人生をお子様にプレゼントしましょう!
人間の歯は一度虫歯になってしまうと、どんなに頑張って治療をしても元には戻りません。そこで、子どものころから虫歯予防が大切になってきます。
子どもの歯はどうせ抜けるから虫歯になっても大丈夫…と思われる方もいるかもしれませんが、あとから生えてくる永久歯に影響を及ぼしたり、歯並びや嚙み合わせが悪くなってしまう可能性があります。 乳歯は非常に柔らかいため、フッ素塗布で歯質を強くしたり、噛み合せる奥歯をシーラントで強化したりし、生え変わりに備えましょう。 また、おうちでの歯磨きの習慣づけなどをしていく重要な時期です。
永久歯は6才頃から生えはじめ、12歳ごろまで生え変わります。 生えたての永久歯はいきなり「大人の歯」と同じだというわけではありません。生え変わりたての永久歯はもろいためフッ素塗布や、口腔内状況に合わせ、歯肉と歯の間に汚れがたまらないためのブラッシング指導などを行います。永久歯は死ぬまで一生使う歯ですので、虫歯予防はとても重要です。
虫歯予防を行う上で、一番重要なことは毎日の歯磨きです。虫歯をより効果的に予防できるよう、しっかりと汚れを落とす正しい歯磨きが大切です。お子様が楽しんで歯磨きができるよう、丁寧にお伝えします。
虫歯菌の活動力を低下させたり、歯の再石灰化を促すことで、虫歯予防や歯質強化の効果が期待できます。乳歯、永久歯ともに生えたばかりの歯は虫歯になりやすいため、3か月ごとの定期的なフッ素塗布をおすすめしています。
奥歯(臼歯)は食べ物をすりつぶす役割を持ち、裂溝という溝に汚れが溜まりやすく、歯磨きも難しいため、虫歯になりやすいです。そこで、溝を埋めて汚れをたまりにくくし、歯磨きがしやすい状態にして、虫歯の予防をします。とくに最初に生える永久歯(6才臼歯)は虫歯になりやすいため、シーラントでの虫歯予防をおすすめします。
ブクブクができるようになったらフッ素洗口もおすすめしています。使用後に水ですすがないので、しっかりお口にフッ素が残ります。歯磨きでお口をキレイにした後に行うことで効果が期待できます。
PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaningというスウェーデンで考案された歯の専門クリーニングです。歯磨きを毎日していても少しずつ汚れは付着しますが、PMTCを行うことで溜まった汚れを落とすことができます。定期的に行うことで、虫歯予防の効果を一層高めることができます。
お子様のうちに歯並びを整えてあげることも大切です。歯の矯正を行うことで、見た目だけでなく、滑舌がよくなったり、より効果的に歯磨きできるようになることで虫歯リスクの軽減などに繋がります。
歯並びの治療