唾液が少ないと危ない?|名古屋市東区の歯医者 あんどう歯科クリニック

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唾液が少ないと危ない?

こんにちは!あんどう歯科クリニックです😊

10月に入りましたね!今年は暑かったですが、やっと涼しくなってきましたね。

 

 

さて、今日は誤嚥性肺炎についてのお話をしたいと思います。

 

みなさんは誤嚥性肺炎って、なにかご存知ですか?

誤嚥とは??

口から入った食べ物や飲み物は、食道へ入っていくのが通常なのですが、

間違って気管の方へ入ってしまうことがあります。それを 誤嚥 といいます。

 

元々、お口の中にはたくさんの細菌が住んでいるのですが、歯ブラシでしっかり汚れを落としてあげることによって、細菌の数を減らすことができます。

ただ、歯みがきがあまり上手にできず歯や舌に汚れがついた状態だと、そこにどんどん菌がくっついて増殖してしまいます。

そのたくさんの細菌は、食事やつばを飲み込む際に、食べ物や唾液などと一緒に身体の中に入っていってしまうのです。

その時に、食道ではなく気管へ入ってしまうと誤嚥になります。

 

そして、誤嚥によって細菌が肺の中で繁殖し炎症を起こしたもの、それが 誤嚥性肺炎 です。

 

高齢者の方にとって、肺炎はとても怖い病気です。

肺炎から死につながるケースも多く、高齢者がかかる肺炎の多くは誤嚥性肺炎と言われています。

 

 

誤嚥性肺炎の原因は?

まず一つ目の原因は先ほども出てきた、  お口の汚れや乾燥 です!

汚れや乾燥をそのままにしていると、口腔内に細菌が繁殖しやすいです。

その細菌を唾液や食べ物と一緒に誤嚥してしまうと、菌が肺に入り、炎症を起こして誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。

 

二つ目の原因は、 飲み込んだり、むせる機能の低下 です!

もし気道に食べ物や唾液が入りそうになると、健康な人であれば、防御反応としてむせが起こり、気道の外へ追い出そうとします。

しかし高齢者の方などで、飲み込んだりむせる機能が低下している場合は、むせることもできず、気づかないまま食べ物や飲み物、唾液などの誤嚥に繋がりやすくなります。

 

 

どうすれば予防できるの?

誤嚥性肺炎を防ぐためには、先ほどの2つの原因に対してアプローチをしていきます!

まず一つ目の、口の汚れや乾燥に対しての予防策としては、 口腔ケア を行うことになります!

歯みがきをしっかり行って菌の数を減らしてあげること、

入れ歯のある方なら、入れ歯にも汚れが付きやすいので清掃して清潔に保つこと、

乾燥予防に保湿剤を用いること、

舌の汚れもブラシでとること、

などがケアの内容になります。

 

もしご自身での清掃が難しい場合は、

お家の方や施設の人にお手伝いしてもらうか、歯医者さんに行ってお掃除をしてもらう、

もしそれが難しければ訪問治療を受けていただけると良いかと思います😊

 

 

次に二つ目、飲み込んだり、むせる機能の低下に対する予防策としては、

 口腔機能を回復させる運動 を行っていきます!

例えば、首や肩のストレッチや、舌を動かしたり、ほっぺたを膨らませたりへこませたり、パタカラ体操をしたり、色々な方法があります。

これらは、本などにも詳しく紹介されているのでそれを参考にしてお家で行っていただいてもいいですし、

訪問診療で先生と一緒に行っていくこともできます!

 

 

高齢者の方などでは、ご自身で気がつかないうちに色々な機能が低下してしまうこともよくあるので、

今の状態を長く続けていくためにも、口腔ケアとお口の体操はとてもオススメです!!😊

あんどう歯科クリニックでは、訪問診療も行っておりますので、

一度診させていただいて状態を把握し、それにあわせたケアや体操を行っていきます。

もし気になる方がいらっしゃったら、ご連絡してくださいね。