虫歯の治療について
こんにちは、あんどう歯科クリニックです😊
今日は、虫歯の治療についてお話したいと思います!
虫歯はどうやってなるの?
これは以前もお話したように、磨き残しの中にいるばい菌が、酸を作って歯を溶かしていくことによって起こります。
虫歯には段階があり、
CO:歯の表面のエナメル質が脱灰し、白濁または軽度の着色がみられる状態
C1:歯の表面のエナメル質のみに虫歯が進行した状態
C2:象牙質まで虫歯が進行した状態
C3:歯髄(神経)まで虫歯が進行した状態
C4:虫歯が大きく進行し、歯冠部の大部分が崩壊し、残根となった状態
と分類されます。
左から、C0、C1、C2、C3、C4 です!
穴があいたら虫歯?
COというのは、白っぽくなったり溝が茶色くなったりしているが、まだ歯が溶けていない・穴があいていない状態のことなので、虫歯には含めません。
この時の治療法としては、フッ素を塗ったり、シーラントを行ったりします。
C1以降は虫歯となります。
この中のうち小さい虫歯の場合の治療としては、
虫歯になった部分の歯を削って綺麗にします。削ってできた穴には、CRという白いプラスチックの詰め物をしていきます!
虫歯が大きくなってくると、プラスチックでは強度が足りないため、金属やセラミックの詰め物を作っていきます。この治療には型取りが必要になります。
また、虫歯が進行して神経の方にまで菌が到達すると(C3以降)、感染して炎症が起き、強い痛みが出てしまうことが多いです。そうなると、神経をとる治療が必要になります。神経の処置をしたあとの歯にはかぶせ物をしていくことが多いです。
もっと虫歯が進行して、歯の上の部分がほとんど残っていないような状態になってしまうと(C4)、かぶせ物を作ることもできないため、抜歯しないといけなくなってしまいます…。
ただ、こちらは一般的なお話で、実際にはその歯の状態によって治療方法は変わってきますので、一度診させていただいた上でご相談させてください。
今日は虫歯についてのお話をしましたが、虫歯の治療内容よりも、とにかく大事なのは予防です!
一度虫歯の治療をすると、その詰め物と歯との間から菌が侵入して中で大きな虫歯になってしまい、それをまた除去して、さらに大きい詰め物やかぶせ物に作り変えて…
というサイクルに陥ってしまうことが多いんです。
この繰り返しによって、どんどんご自身の歯がなくなっていってしまいます。
最終的に、治せないほど虫歯が進行してしまうと、抜歯しか選択肢が無くなってしまいます。
それを防ぐためには、まず虫歯を作らないこと。
そして、
もし虫歯になってしまったら、早めに治し、
治したところは一生懸命磨いて、なるべく次は虫歯にならないように気をつけること。
これらがとっても大事です。
なので、定期検診は大切なんですね😊
また、歯が悪くなる原因は虫歯と歯周病であることが多いので、その原因である菌を除去することはとても効果的です!
歯ブラシを頑張ってしていただければ、多くの歯を残すことが可能になります😊
それでも、ご自身では磨きにくい場所はどうしてもあると思いますので、
そういう場合はクリニックにきていただいて、ドクターや衛生士から磨き方の指導をさせてください😄
歯みがきだけでは落とせない場所に関しては、専門の器具を使って綺麗にしていきます。
長くなってしまいましたが、今日は虫歯についてでした!
またわからないことなどあれば、気軽に聞いて下さいね😊♪