妊産婦検診について|名古屋市東区の歯医者 あんどう歯科クリニック

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妊産婦検診について

こんにちは、東区のあんどう歯科クリニックです!

当院では、名古屋市の妊婦さん、産婦さんを対象に妊産婦検診(妊産婦歯科診査)をおこなっています。

 

検診に来ていただくにあたり、

〔無料検診(検診票のみ)〕と〔有料検診(保険治療)〕についてご案内をしております。

 

 

〔無料検診〕の内容

レントゲンは撮らず、目視のみで虫歯のチェックを行います。

また、歯周病のチェックを行い、

歯周ポケットの深さ、歯石の有無、歯茎の炎症の有無、口腔清掃状態についても調べます。

お口の状態と検査結果の説明をさせていただき、母子手帳の「妊娠中と産後の歯の状態」のページにも記入させていただきます。

こちらは完全に無料です!

 

ただし、基本は検査票の範囲の検査のみになるため、クリーニング、歯石とり、虫歯の治療等は行えません。

検査のみでなく、クリーニング等も希望される場合は、〔有料検診〕の方をご案内しております。

 

※もし〔無料検診〕を受けられた方が、クリーニングや歯石とり、虫歯治療等を希望された場合、

後日に再度検診を行った上での処置になってしまいます。

(初診料については、〔無料検診〕を受けられてから1ヶ月以内でしたらかかりません。)

 

詳しくはスタッフがご説明しますので、心配なことや不明点があれば聞いてくださいね。

 

 

〔有料検診〕の流れ

基本的には通常の初診と同じで

問診→レントゲン撮影→歯周ポケット検査→口腔内写真撮影→クリーニング→お口の状態と検査結果の説明、診断、治療計画の相談

という流れになります。

 

※レントゲン撮影は、患者さんに確認した上で行っております。

妊娠中のためレントゲン撮影は避けたい、という方については、産後の検診の際に撮らせていただいています。

また母子手帳の「妊娠中と産後の歯の状態」のページにも記入させていただきます。

 

通常の初診と流れは同じですが、

名古屋市の検査票を持ってきていただければ、初診料分はかかりません。

※有効期限が過ぎたものはご利用いただけません。

産前:お子さんが産まれるまで

産後:お子さんが一歳になるまで

 

 

なぜ歯科検診が必要なの?

妊娠するとホルモンや体調の変化だけでなく、つわりのためにお口の中のお掃除が不十分になってしまうことも珍しくありません。

そのため、妊婦さんは虫歯にも歯周病にもなりやすくなってしまいます。

 

 

どうして虫歯になりやすいの?

お口の中に歯ブラシを入れるのが気持ち悪くて磨けない、

食事を少量ずつ分けて食べることで、食べ物を口にする回数が増える、

また妊娠中は酸っぱいものを好まれる方も多いため口の中が酸性に傾きやすくなる、

などにより、妊婦さんは虫歯になりやすくなります。

 

歯周病にも注意を!

虫歯ももちろんですが、歯周病にも注意が必要です。

つわりの影響で歯磨きをしっかりできなくなることで、虫歯だけでなく歯周病にもなりやすくなります。

また、女性ホルモンの影響で歯周病菌が活性化し、歯肉の免疫力も下がるため、歯茎が腫れたり出血しやすくなってしまいます。

このように、妊婦さんは通常よりも歯周病が進みやすい状態なのです。

 

そして歯周病に罹患している妊婦さんの場合、

歯周病菌が口から体内に入り込んでしまうことにより、健康な妊婦さんに比べ、早産や低体重児出産のリスクが7倍に高まるといわれています。

これは、アルコールやタバコによる早産のリスクよりも高い値になります。

 

なので、妊婦さんや今後妊娠する予定の方は

歯科医院で歯周病にかかっていないかのチェックをしてもらい、必要があれば治療を行って、

少しでも良い状態で出産にのぞめると良いかと思います。

 

また大人の口の中にいる虫歯菌は、生まれてきた赤ちゃんにもうつってしまいます。

親御さんがきちんとケアをしていれば、赤ちゃんに虫歯菌をうつすリスクはかなり減りますので、妊娠中も出産後も、可能な限りはお口のケアをしっかりしていきましょう。

 

 

妊婦検診は妊娠中期がおすすめです

検診を受ける時期は、つわりが落ち着いて安定期に入ってからがおすすめです。

 

妊娠初期は切迫流産等の恐れもあるので、緊急を要する治療が必要な場合 以外は体に負担がかかることは控えた方が良いです。

もしどうしても必要な場合は、応急処置をして妊娠中期に治療を行いましょう。

また妊娠後期になると陣痛がいつ起きてもおかしくない状態になりますし、おなかが大きいため診療台の椅子に長時間横たわることがつらくなります。

妊娠中期であれば、もし歯科検診で虫歯や歯周病が見つかっても、一般的な歯科治療は無理なく行えることがほとんどです。

なので、安定期に入ったら、生まれてくる赤ちゃんのためにも妊婦検診を受けてくださいね。

 

 

産後も検診を

妊娠中も大変ですが、出産してからもお母さんは大忙しですよね。

赤ちゃんのお世話に追われて、自分のことは後回しになり、歯磨きもついつい疎かになってしまう…ということはよくあります。

小さい赤ちゃんがいると歯科医院にもなかなか行けず、少し落ち着いた頃にやっと検診へ行くと

いつのまにか大きな虫歯ができていた…!ということも。。

もちろん個人差はありますが、通常時に比べると、

妊娠中や出産後はとても虫歯・歯周病が進行しやすい時期にはなりますので、

妊産婦検診を受けることをオススメします!

 

また妊産婦検診について、不安なこと、聞きたいことなど、

何かありましたら遠慮なく聞いてくださいね。

 

今回は妊産婦検診についてでした!

少しでも参考になりましたら嬉しいです😊