赤ちゃんと虫歯について
こんにちは!あんどう歯科クリニックです😊
もう大分寒くなってきましたね!
温度差が激しいので、体調も崩しやすい時期ですよね。手洗い、うがいをしっかりして、体調を崩さないようにみなさんも気をつけてくださいね。
さて、今日はタイトル通り、赤ちゃんと虫歯について、のお話をしますね。
お母さんがお子さんに対して
「虫歯にならないようにしっかり歯を磨きなさい!」と言っている姿、結構見ますよね。
たしかに、虫歯予防のためには毎日の歯みがきはとても大切です。
ですが、実は…
元々、産まれた時にはお口の中には虫歯菌はいないんです!
では虫歯菌は、一体どこからやってきているのでしょうか?
これは、テレビや本などでもよく言われているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
お母さんやお父さんなど家族の方から、うつってしまっているのです。
生後数ヶ月経つと、赤ちゃんに離乳食を食べさせると思いますが、
お母さんやお父さんたちが使ったコップや、スプーンやフォーク、お箸を使うと、
それだけでお子さんに虫歯菌が移ってしまいます。。
なるべくお子さんを虫歯にさせないため、食器を使い分けるように気をつけましょう!
また、食器ほどではないですが、
タオルやハンカチなどの使い回しなどでも虫歯がうつる可能性があります。
ですが、そこまで日常生活に気をつけるのもなかなか難しいと思うので、出来る範囲で無理せず行ってくださいね😊
もう一つ大切なことが、家族が虫歯を作らないことです!
虫歯菌は、一度お口に住み着いてしまうと、生涯にわたって虫歯のリスクが高くなってしまいます。家族に虫歯が多いと、どうしてもうつる可能性が高くなってしまうんですね。
特にお母さんは赤ちゃんと接する時間も長いので、しっかり予防を行うことが大切です。
妊娠中は体質の変化やホルモンバランスの影響で、虫歯になりやすいと言われています。
また、つわりがひどい場合、食べる時間も不規則になりやすいですし歯みがきも気持ち悪くて出来ない…ということも起こります。それによって、虫歯になりやすい環境が出来てしまうのです。
出産してからもお母さんは赤ちゃんのお世話に追われるので、
食べれる時間にちょこちょこ食べる、歯みがきも時間がとれず適当になってしまう…ということもあるかもしれません。
そういう状態だと、どうしても虫歯菌が増えていってしまいます。。
できれば、お母さんが落ち着いてしっかり歯みがきが出来るように、ご家族の方にサポートしてもらえる環境だと良いですね。
ご家族で虫歯が出来ていないか定期的に健診に行ってもらい、
もし虫歯が出来てしまっていれば、早期の治療をお勧めします!😊
また、日頃の歯みがきもしっかりしていただいて、家族みんなで虫歯を無くしていきましょう!
また、「感染の窓」というものがあります。
これは、お子さんがもっとも虫歯になりやすい時期のことです。
虫歯の原因菌の一つである、ミュータンスレンサ球菌の歯への定着が集中する生後19~31ヶ月頃のことで、
この時期にミュータンスレンサ球菌の感染や定着がなければ、虫歯になるリスクが少なくなるという研究結果があります!
やはり、赤ちゃんの時期に虫歯菌をうつさないようにすることはとても大切なんですね😃
ただ、虫歯菌をうつさないように気をつけていても、絶対大丈夫なわけではありません。
何かしらの原因でうつることもありますし、甘いものをたくさん食べる、ダラダラ食べをしてしまう、歯みがきが上手くできない…などいくつか要因が重なると、虫歯になってしまう可能性はもちろんあります。
ご家族みんなで、赤ちゃんのお口の健康を守っていきましょう!😄