歯の色はどうして違うの?
こんにちは、あんどう歯科クリニックです!
今日は歯の色の違いについて、お話しますね😊
歯が白いと、お顔もパッと明るくなり印象も良くなるといわれています。
近年では歯の美しさを求める人が増えてきており、
ホワイトニングなどの審美治療も以前と比べ、身近なものになってきています。
ですが、歯の色が白い人もいれば、黄色っぽい人もいますよね。
人によって歯の色が違うのは、なぜなのかご存じですか?
それは、歯の質が違うからです。
歯はエナメル質、象牙質、歯髄という構造で成り立っています。
一番外側(表面)がエナメル質、
その内側が象牙質、
さらに内側が歯髄(神経)です。
エナメル質は灰白色で半透明ですが、象牙質は黄色っぽい色をしています。
黄色い象牙質の周りをエナメル質が覆っているため、
中の色が外側に透けて、少し黄色く見えているのです。
歯頚部が黄色く見えるのは、その部分のエナメル質が薄くなっているからです。
また、前歯よりも奥歯の方が黄色く見えることも、加齢により歯が黄色くなることも、エナメル質の厚さが関係しています。
人によって、エナメル質や象牙質の色味や厚さが異なるため、
歯の色の差が出るのです。
また、本来の歯の色とは別で、歯が変色することもあります。
歯の変色の原因は、大きくわけて外因性と内因性の2種類があります。
外因性変色:食べ物、飲み物、たばこなど
色の濃い食べ物(カレー、キムチなど)、飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)を摂取すると、ステインという汚れが歯につきやすくなります。
また、たばこのヤニも歯が汚れる原因になります。
着色による歯の変色は、クリーニングにより除去し、歯を元の白さに戻すことができます。
ですが、歯の内側から変色している場合は、クリーニングでは白くすることはできません。
内因性変色:乳幼児期の薬剤の副作用、エナメル質形成不全、乳幼児期における疾患によるもの、神経を除去した歯、加齢によるもの、など
ちなみに加齢により変色する、というのは、先ほども少しふれましたが、
歯の表面を覆っているエナメル質が加齢とともに徐々にすり減って薄くなり、また逆に内部の象牙質はだんだん厚くなっていく
ことから起こります。
これらの内側からの変色の場合、表面のクリーニングだけでは綺麗にならないので、
ホワイトニングが有効になります。
ただし、あまり変色が濃い場合はホワイトニングだけでは効果が出にくい場合があります。
その時は、かぶせものをすることで白くすることができます。
審美治療については、また別で詳しくお話しますね。
このように、歯の色については様々な原因があり、それによって治療方法が変わってきます。
ご自身ではなかなか判断が難しいものもありますので、気になる場合はお気軽にご相談くださいね。
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