間違った授乳の仕方で出っ歯になる!?
こんにちは、あんどう歯科クリニックです😊
現在ありがたいことに、たくさんの患者さんに通っていただいておりますが、
その中には、出産を控えた妊婦さんや、
赤ちゃんや小さいお子様を連れたお母さん方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は
授乳についてのお話したいと思います!
授乳には母乳と人工乳がありますが、
それぞれの注意点をお話しますね。
母乳の場合
まず授乳の際の姿勢についてです。色々な姿勢がありますが、その中でも
舌を床と平行になるような角度の抱き方(60度程度の角度での授乳)
が適切な姿勢であると考えられます。
(歯科的にオススメなのは、ということであり他の姿勢がダメというわけではありません。あくまで、参考にしてくださいね。)
もし、
授乳クッションの上に赤ちゃんを水平に寝かせ、上から覆いかぶさるように授乳してしまうと、
赤ちゃんは舌やお口の周りの筋肉が疲れてしまい、1回の授乳量が少なくなり、眠りが浅くずっと乳を欲しがるようになりがちです。
そこで、先に述べたような適切な角度での授乳を行うと、
赤ちゃんも疲れにくくなるため1回に飲む量が増え、授乳間隔の時間も開いてきますよ。
まずは適切な姿勢をとれるように気をつけてみてくださいね!
また、母乳育児をされているお母さん方の中には、
「添い乳」というワードを聞いたことがある方も多いと思います。
『赤ちゃんの夜泣きがひどい、夜中に何度も起きてしまい、その度に対応に追われるお母さんは寝不足でふらふら…。
という時は、添い乳をするとお母さんの負担も減るのでオススメですよ』と書いてあるサイトもあります。
また、
『夜泣きがひどい時期は、添い乳して乗り切りました!』
というお母さんも結構いらっしゃると思います。
横になりながら授乳すること(添い乳)は、お母さんにとってはすごく楽なのですが、
実は赤ちゃんにとっては良くない影響が出てしまう可能性があるんです。
・お顔の左右に偏りが出る
・左右の歯並びのバランスが崩れてしまう
のように、お口の機能に影響がある可能性があるため、あまり推奨されるものではないという意見もあります。
窒息の心配やおっぱいに依存しやすくなる、などの話はよく言われますが、
お顔や歯並び、口の機能にまで悪影響がある可能性は、意外と知られてないのではないでしょうか。
実際には添い乳しないと無理…というお母さんもいるでしょうし、絶対ダメ!というわけではないのですが、
こういう影響が出る可能性があることは知っていてもらってもいいのかな、と思います。
人工乳の場合
哺乳瓶の人工乳首の、穴の大きさに注意をしましょう!
穴が大きすぎると乳を吸う回数が少なくなり、お口の機能が育ちにくくなります。
必要量を15分くらいかけて飲めるような乳首を選ぶと良いですよ。
今日は授乳に関して、でした😄
また、何かわからないことがあれば、
ドクターに聞いてくださいね。