鏡だけでは見えない歯がある?
歯磨きをするとき、鏡を見ながら行ったことはありますか?
何の気なしに、ながら磨きをしていると、全く磨けていない部分があったりします。
1日磨けていなくて、次の日に磨くことが出来れば問題ないのですが、誰にでも苦手な部分があり、その部分だけ1年、2年磨けていなかったらどうなるでしょうか。
虫歯菌は磨き残し(プラーク)が大好きです。磨けていない場所は虫歯菌の住処になってしまいます。
全ての歯が完璧に磨けていれば問題ありませんが、100人に1人もいません。
歯科医師であっても、歯科衛生士であっても磨き残しはあります。
歯磨きのみだと40%の汚れが残る
皆さん、毎日歯磨きをされていると思います。
フロスや歯間ブラシをプラスで使っている方はどのくらいいるでしょうか。
歯磨きのみだと40%の汚れがお口の中に残ることになります。
40%残っているということは、その場所に虫歯菌が住みついてしまうことになります。
40%を退治するにはどうしたらいいの?
答えは、フロスや歯間ブラシなどの補助用具を使うこと、歯医者さんでご自身では落としきれない汚れを定期的に落としてもらうことです。
フロスや歯間ブラシは歯ブラシでは落とせない歯と歯の間の汚れを落としてくれます。
また、歯医者さんでは、歯ブラシやフロスをやっても落としきれない汚れを落とします。
ご自身の力だけではなく、歯医者さんをうまく利用することで、最適な環境を手に入れましょう!
お口の中の写真を定期的に記録する理由
当院では、1年に1回お口の中のお写真を11枚ほどお撮りしています。
その理由は、ご自身では見えない部分を撮影し、現状を把握することで、よりよいお口の環境を作りだすためです。
写真で映し出すと、こんなところに磨き残しがあったんだ!私の歯ってこんな形しているんだ!など、ご自身のお口の中を客観的に見ることが出来ます。
また、1年に1回お撮りすることで、前回と写真と比較することが出来、その資料から治療の計画を立て、よりよい医療を提供することが出来ます。
一度、みなさんもご自身の歯を客観的に見てみませんか?