指しゃぶりはいつまでにやめればいいの?
こんにちは、あんどう歯科クリニックです!
今日は指しゃぶりについて、お話しますね😊
※なぜ指しゃぶりをするのか気になる方はこちらもチェック(どうして赤ちゃんは指しゃぶりをするの?)
お子さんの指しゃぶりについては、気にされているお母さんもたくさんいらっしゃると思います。
ネットなどで調べていると、
指しゃぶりをやめるべき時期について、色々な職種の方からそれぞれ異なる意見が上がっているため、
何が正しいのか、混乱してしまうと思います。
色々な考え方があるので、他の意見を否定するわけではありませんが、
こちらでは歯科的な観点からのお話をさせていただきますね。
なぜ指しゃぶりをしてはいけないの?
お子さんが指しゃぶりをしている親御さんはご存知かもしれませんが、
指しゃぶりをしている時は
親御さんがお口から指を抜こうとしても、なかなか抜けにくいほどの強い力で指を吸っているんです。
またずっと指をくわえていることにより、歯にも長時間、力がかかってしまいます。
そのため、長時間・長期間にわたって指しゃぶりをしていると、歯並びや顎、顔だちにまで大きな影響が出てしまうことがあるのです。
具体的には、どんな影響をあたえるの?
○歯並びに影響しやすい
○指をくわえるため、出っ歯や開咬になりやすい
○上下のあごの位置関係が悪くなりやすい
○“お口ぽかん“になりやすい
○言葉の発音などに影響しやすい
○顔立ちにも影響しやすい
○強く吸引することにより内向きの力が働き、歯列の横幅が狭くなる狭窄歯列弓(きょうさくしれつきゅう)という状態を引き起こす
など、様々な問題につながる可能性があります。
指しゃぶりはいつまでにやめると良いの?
一般的には、2歳半〜3歳頃までにはやめれると良いです!
通常、赤ちゃんが成長するにつれ、指しゃぶりは自然としなくなっていきます。
ですが、もし1歳後半〜2歳以降に、まだ指しゃぶりをしているようだとちょっと心配です。
その場合は少しずつアプローチしていき、2歳半〜3歳頃に やめることができると良いと思います。
受診するタイミングは?
指しゃぶりは、やめさせたいと思ってもなかなかすぐにはやめられないことが多いです。
そのため、受診する時期は、やめさせたい時期から逆算して考えてもらうと良いかと思います。
基本的には半年ぐらいはかかるので、
ゴールを2歳半頃とすると、1歳〜1歳半頃に一度相談してもらえると良いかと思います。
具体的にはどうやってやめさせればいいの?
親御さんに、繰り返し「指しゃぶりはやめようね」と伝えてもらうこと以外には、
- カラシや、指しゃぶり防止の苦いマニキュアなどを指に塗る
- 手持ち無沙汰な時間を減らしたり、手を使った遊びをしたりして、お子さんの意識を指しゃぶり以外に向ける
- おしゃぶりやストローマグなどの、吸う動作を伴うグッズの使用をやめる
などがあります。
長丁場になることが多いですが、
少しずつアプローチをしていって、指しゃぶりをなくしていけるように頑張りましょう😄
当院の小児歯科専門の平場先生が中心になって行なっている、sodachi歯科プロジェクトというものがあります😄
ママリにも載ってるんですよ!↓
今回の記事は、こちらの内容を参考にさせてもらっています。
他にも色々なことが載っていますので、ぜひ訪れてみてくださいね!