歯の名前!大人と子供で違う?|名古屋市東区の歯医者 あんどう歯科クリニック

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歯の名前!大人と子供で違う?

名古屋市にある、あんどう歯科クリニックです。

前回のブログで、大人の歯の名前などをご紹介しましたが、子供の歯にもぞれぞれ名前があります。

大人の歯と子供の歯で呼び名が違うことはご存知でしたか?

そして歯科医院では主に略して別の呼び名があります。

今回は子供の歯の呼び名や大人の歯とは何が違うのか詳しく紹介していきます。

大人の歯の歯前はこちら→→→(歯の名前とそれぞれの役割)

 

▪️子供の歯と大人歯の違いは?

乳歯と永久歯の呼び名については、ほとんどの方が聞いたことがあるかと思います。

しかし、「乳歯=子供の歯」、「永久歯=大人の歯」といった形で、何となくはわかると思いますが、具体的に何が違うかはほとんどの方が知らないのではないでしょうか?

そこで、具体的な違いを見ていきましょう。

・乳歯

乳歯の本数は全部で20本しかありません。歯の色は白色に近く、一本一本の歯は永久歯より小さいのが特徴です。

また、乳歯のエナメル質に含まれている有機質の割合が多いため、永久歯よりも軟らかく、耐酸性能が低くなっています。

そして、エナメル質や象牙質の厚みも薄くなっており、その分虫歯になりやすく、虫歯になると進行が早いという特徴があります。

・永久歯

永久歯の本数は最大32本も生えてきます。歯の色は黄色みがかっており、歯の大きさは乳歯より一回り大きく、エナメル質や像牙質は厚くなっているため、乳歯よりは虫歯になりにくく、進行も遅いのが特徴です。ただし、生えてから最初の2、3年は虫歯のリスクが高いため予防がとても重要となります。

 

▪️子供の歯、それぞれの名前は?

上記図で確認頂ければわかりやすいのですが、前歯から奥歯にかけて、乳中切歯・乳側切歯・乳犬歯・第1乳臼歯・第2乳臼歯と言う名前があります。

上顎の歯と下顎の歯で呼び名は一緒になるため、上下左右でそれぞれ同じ名前の歯が計4本ずつあります。

 

▪️別の呼び名もある

冒頭でもお話ししましたが、歯科医院で健診を行う際では別の呼び方をします。

これは、略して呼ばれている名前であり、口頭やカルテに記載する手間を省くための呼び名です。

お子様の健診に付き添った際に、アルファベットを言いながら歯をチェックしていたと思いますが、親御さんからすると何のことかわかりませんよね。

それぞれの略した呼び名は下記の通りです。

※「子供の歯、それぞれの名前は?」で使用した図にもアルファベット表記されているので、参考にしみてください。

・「乳中切歯」は略され、「A」

・「乳側切歯」は略され、「B」

・「乳犬歯」は略され、「C」

・「第1乳臼歯」は略され、「D」

・「第2乳臼歯」は略され、「E」

また、上下左右で同じ歯があるため、例えば上顎の患者さんから見て右側の歯を指す際は「右上A」「右上B」「右上C」・・・

、下顎の右側の歯を指す際は「右下A」「右下B」「右下C」・・・といった形で略されます。

 

▪️まとめ

いかがだったでしょうか?

子供の歯にも大人の歯にもそれぞれ名前があり、乳歯と永久歯では、歯の本数に違いがあること、歯の構造的には乳歯の方が弱い部分があることが分かったかと思います。

ここで気を付けて欲しいのは乳歯、いわゆる子供の歯は虫歯に弱いということです。

親御さんの中には何歳から子供を歯医者に連れて行けばいいのか?定期検診に行かず、歯に何らかのトラブルが起こってから歯医者に連れて行くといった方も多いのではないでしょうか?

お子様の場合は歯医者で虫歯の予防としてフッ素塗布やシーラント処置が定期的に行われます。

それほど乳歯は虫歯になりやすく進行も早いと言うことです。

お子様の歯医者デビューは前歯が生えた頃を目安にしてください。定期検診を怠らず、しっかり虫歯予防に努めてあげましょう。

また、歯科医院ではお子様の虫歯予防だけするのではありません。虫歯予防と合わせて顎の骨の成長もみてもらえます。

乳歯と永久歯で本数が違うことをお伝えしましたが、永久歯では最大12本も増えます。顎の骨の成長が未発達な場合は永久歯の生えてくるスペースが確保できず、将来歯並びが悪くなったりと、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。

お子様の将来のためにも定期検診を怠らないようにしましょう。